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電波利用100年のあゆみ 無線局のいろいろな役割 電波利用の保護 各ボランティアの活動 電波利用障害事例
電波利用障害事例

   
  携帯電話に対するFAQ  消防・救急用無線  微弱電波  防災行政用無線  電気事業  タクシー関係
放送受信関係  不法無線局情報提供  その他  漏電ブレーカー
 


電波利用に関する主な罰則規定

  1.  総務大臣の免許がないのに無線局を開設(電波が発射できる状態を含む。)し、又は運用した(電波を発射した)者は、1年以下の懲役又は100万円以下の罰金に処されます。(電波法第4条、電波法第110条第1号)

  2.  電気通信業務、放送の業務、人命若しくは財産の保護又は治安の維持、気象業務、電気事業に係る電気の供給業務、鉄道事業に係る列車の運行業務の、これら業務の用に供する無線設備を損壊したり、その無線設備の機能に障害を与え(電波による妨害を含む。)て、これら業務の無線通信(これら業務の通信を「重要無線通信」といいます。)を妨害した者は、5年以下の懲役又は250万円以下の罰金に処されます。この未遂罪も罰せられます。(電波法第108条の2)

  3.  総務大臣は、無線局の発射する電波の質が、電波法第28条で規定する総務省令で定めるものに適合していないと認めるときは、当該無線局に対して臨時に電波の発射の停止を命ずることができるとされており、この電波の発射を停止された無線局を運用した者は、1年以下の懲役又は100万円以下の罰金に処されます。(電波法第72条第1項、電波法第110条第6号)

 
  携帯電話に対するFAQ

隣接地にマンションが建ってから携帯電話の通話が出来にくくなった。 最近取り替えたばかりの携帯電話が屋外での通話は良いが、屋内でアンテナが立てった状態でも通話を始めると圏外になってしまう。
携帯電話のサービス地域については、基地局から電波が届く範囲の中の90%以上の場所で良好な通話ができる条件となっています。従って、サービス地域であっても次のような場所で使用する場合は、電波が届きにくく動作が不安定になる場合があります。

  • トンネル内、鉄筋コンクリート作りのビルやマンションの中
  • 近くにビルがあり、基地局からの電波が遮断されるような場合
  • 部屋の中に電波を反射する金属製のロッカー等があり、電波が反射、遮断されるような場合

  •    
    今まで通話が出来たのに一ヶ月前から戸建ての2階のみで圏外になってしまう。
    地域的には電波が届く範囲である。
    なお、近くで無線を趣味にしているアマチュア無線愛好家がいますが、関係ありますか。
    今まで通信が可能であった携帯電話が、通信が出来なくなったということですが、考えられることは、電波を発射している場所(基地局)と電波を受ける貴方の家の間に電波を遮蔽する建物等が出来れば、電波が弱くなる場合があります。多分、それが有力な原因と推定できます。
    また、近くに無線愛好家がいるそうですが、携帯電話の受信電波がそのために弱くなることはありません。妨害を受けることはないとは限りませんが、その場合は、電波を出している時に限ります。相談の内容から影響の可能性はないように思われます。
    その他、納得できないことは、契約携帯電話会社に相談して下さい。

     
      消防・救急用無線

    消防救急用周波数(150MHz帯)に道路状況等の通話が混信し通信に支障がある。
    通信の内容から、改造したアマチュア無線用機器をトラックに搭載し、仕事仲間と道路の状況や仕事に関する情報を交換する通信が混信をしているものと推定できます。 推進員は、不法無線局かどうかを確認する方法及び手段がありませんので、これを確認する調査はできませんのでご理解ください。 この情報は、総務省の電波監視機関に連絡し、電波監視の結果から不法電波かどうかの調査及び、発射源の確認をお願いしておきます。 なお、このことについては、貴方からも混信申告及び必要な情報を併せて提出するようにして下さい。
       
    車内の救急器具に対する充電のため、充電器を稼動させると、救急車の受信設備に雑音妨害が発生して、通信に支障がある。
    (関連)救急車に搭載した心電図計測器からノイズによる妨害があり、通信に支障がある。
    救急車には、様々な電子医療機器が搭載されており、必要な電源を常時確保するため充電は不可欠です。  充電器からの雑音は、完全に避けることはできませんが、技術的改善或いは充電を行う時間を考慮しては如何でしょうか。
    その他医療電子機器から発生する雑音は、電波利用環境に好ましくない事象であるが、両機器は、両立性を尊重して運用する必要があります。
    雑音対策について、関係者と研究されるよう要望します。

    【参考】
    車載受信機保護のための妨害の国際無線通信障害特別委員会(CISPR規格)推奨限度値の定めがあります。

     

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      微弱電波

    消防車が給油のためガソリンスタンドに立ち寄ったところ、受信周波数(150MHz帯)が雑音に抑圧されて通信不能となった。

    ガソリンスタンドの給油システム(タンクのガソリン残量計測)に使用している微弱電波の無線局が原因と判明した。


    【参考】
    微弱電波による妨害 微弱電波の許容レベルは、150MHz帯では3mの距離において500μv/mである。一般の無線局が通信する場合、この微弱電波のレベルであれば発射源との距離の関係から妨害を受ける可能性が高くなります。 微弱電波の許容レベルは、周波数帯により異なりますが、受信入力電圧は、受信空中線の実効高で補正すると次の様になる。
     例:実際通信できる距離は、次の通りである。

    • 150MHz帯 150mの距離で入力電圧  10μv
    • 400MHz帯 5m    〃       10μv
    • 800MHz帯 3m    〃        5μ
       
    消防救急用の山上中継局の受信周波数に外国語の通信が混入し業務に支障がある。

    このような現象は、電波を反射する電離層のうちスポラデックE(Es)による異常伝搬が原因と考えられ、広い地域で発生することによるものです。混信内容から外国の漁船相互の通信が混信しているものと思われる。気象状況の回復を待って下さい。

    【参考】スポラデックE層(Es)
    VHF帯での通信は、通常、送信点と受信点との間を直接伝わる電波が利用されている(直接波)。
    しかし、4月〜8月の時期にE層領域内に突発的にスポラデックE層が現われ、50MHz〜150MHz帯の周波数の電波がこの電離層により反射され、通常では伝搬しない1,000kmから2,000kmの見通し外の距離まで異常に伝搬し、混信の原因となる。気象条件に依存して発生する現象である。

     
      防災行政用無線

    地域防災無線(900MHz帯)の幹線系の通信回線に混信妨害があり通信に支障があった。

    改造された不法パーソナル無線機から発射された電波が原因と推定されます。
    不法無線局かどうかの確認は、総務省の電波監視を行うところで行っていますので、混信申告し、排除について相談して下さい。
    注)このような場合は、内容を電波監視に連絡すると同時に、相談者から混信申告をするようにしています。

    【参考】不法パーソナル無線
    不法パーソナル無線は、正規の周波数範囲(903−905MHz)を拡大した改造機器が使われているため、パーソナル無線用周波数に近接する周波数で割当てられている地域防災行政無線、携帯電話、MCAシステムの周波数に妨害を与えている場合が多い。
    このような改造機器は、昨年に実施した調査の結果、雑誌広告3、ホームページの広告7、ネットオークション65機が扱われていることが判った。

       
    市町村防災行政用無線の固定系(同報)子局にファックスのような信号音が混信した。近くに木材乾燥工場がある。

    妨害信号の特徴から付近の木材乾燥用の高周波利用設備からの漏洩電波によるものと思われる。工場の稼働時間等に関連する妨害かどうか確認されては如何ですか。

    ISM装置の放射限界レベル
    10mの距離における放射波のレベル。尖頭値
       Aクラス30〜230MHz 40db   230〜1000MHz47dB
       Bクラス    〃    30          〃   37
    Aクラス:Bクラス以外の機器
    Bクラス:住宅や低電圧配線によって電源供給されている施設内で利用されている機器

     

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      電気事業

    電気事業用150MHz帯基地局の周波数に常時無変調の電波が混信し業務に支障があった。
    基地局から約70m離れた個人住宅のガス給湯器のコントローラからの不要電波が原因と判明した。ガス給湯器販売店で確認し、措置を依頼しました。
       
    鉄道事業用150MHz帯基地局の受信周波数に一定時間連続して不規則雑音が混入して、業務に支障があった。
    パソコン、大型冷蔵庫等、外部からの雑音妨害の様に思います。付近に電子機器を使用している商店等がありませんでしょうか。
    喫茶店のゲーム機からの不要電波と判明しました。

     
      タクシー関係

    タクシー事業用基地局の周波数(400MHz帯)に夜間連続して不明の電波(ブーンという音)が混入し配車業務の通信に支障があった。
    基地局から約500メータm離れた場所に設置されているテレビ受信用のブースタの異常発振によるものと判明した。
       
    アマチュア無線局の144MHz帯や430MHz帯を設定して運用していると、コールサインも云わずに呼び出し周波数で長々と通話している人達が時々おりますが、このような違法局を取り締まることはできないのでしょうか。
    ガイダンス局に対する指導などはなされているのでしょうか。
    電波適正利用推進員は、電波利用者から相談を受け、解決策等について助言する活動を行うのが主な任務です。
    このような違法運用局・不法局の取締り等の場合は、不法・違法の行政判断が必要です。この判断は、申告等に基づき総合通信局での電波監視の結果から行われ、その内容に従い、指導、或いは、不法局開設罪で警察に告発等を行うことになります。
    ガイダンス局は、JARLの監査指導委員会で運用を行っていますので、このような申告があったことを当地の推進員を通じて監査指導委員に連絡しておきます。
    また、地方総合通信局にも報告します。
    今後、このような事例があったときは、地方総合通信局電波監理部監視課に申告・相談して下さい。

     
      放送受信関係

    テレビの画像に雪が降った時のような妨害が現れる。テレビが見られなくなった。
    一般に「スノーノイズ」といわれる雑音です。この原因は、アンテナとテレビを結ぶケーブルの接続不良、テレビアンテナが折れて感度が悪くなる等により、電波の受信入力が弱くなったときに起きる現象です。アンテナ、接続線の確認をしてはどうでしょうか。
    テレビを購入した販売店に相談し、原因を確認して下さい。
       
    テレビの画面に縞状の模様が出来受信が出来ない
    テレビの電波に他の電波が干渉して発生する現象です。
    また、特殊な例として、異常気象(Es層)で発生する場合もあります。今まで受信できない電波が異常気象の影響により突然受信され、この電波が干渉して画面が縞模様になるものです。
    1から3チャンネルにこの影響が現れます。この場合は、テレビの画面に、放送局からお知らせとして画面に「只今、電波が受かりにくい場所が発生している。」との説明があります。
       
    画面にめだかのような雑音がまじり鮮明な画像を見ることができない。また、音声もバリバリと言う音が混じる。
    このような現象は、近くに電気器具等から発生する電気雑音による場合が多く見られます。
    この原因は、近くのパソコンから発生する不要電波、(不法)無線局等から発射される電波により発生する場合があります。
    例えば、冷蔵庫のモータがスタートする場合のスイッチから出る雑音、電気コタツ、電気掃除機等があります。
    外部の場合には、高圧配電線、モータバイク、工場等からの電気雑音による場合です。近くの場所で電波を出しているようなアンテナを確認して下さい。 
    以上の内容から原因を確認して見てください。

     
      不法無線局情報提供

    不法CBを搭載したタンクローリー車が石油関連会社に出入りしている。
    建設会社に資材を運ぶトラックに不法アマチュア無線を設置し、運用している。(関連事例)
    不法無線局と思われる車両のナンバー等の情報を提供して頂ければ、電波監視担当に報告し、不法無線局の探査等を依頼します。

     
      その他

    ADSLの通信スピードが低下する。原因について教えて下さい。
    ADSLの通信速度は、最高の条件が整った場合における最大通信速度を表示しております。すでにご承知と思われますが、この通信速度は、NTT電話局舎からの設置場所までの距離、接続時間帯、サーバ等により影響を受け、また、設置場所の付近に雑音を発するものがありますと通信速度が低下する場合があります。
    このように実際の通信速度は、いろいろな原因により低下することが考えられます。
    1. パソコンやモデムなど自宅にある機器と配線
    2. ユーザ宅からNTT局舎までの電話回線のそれぞれにおける損失や干渉・雑音などが考えられ、
      これらを解消すれば伝送速度が速くなることがあります。
    まず、1.の自宅の機器とその配線については、市販のADSL速度アップのためのソフトウェアの活用、冷蔵庫やテレビなどのノイズを発生する機器からモデムを遠ざけるなどの配線の調整により解消されることがあります。 また、2.のユーザ宅からNTT局舎までの電話回線については、契約しているISPに自宅の回線の状況を確認して、ブリッジタップが原因であれば、これを取り除いたり、また、隣接する回線に他のDSLやISDN回線が存在する場合には、電気通信事業者に申し出て、回線の収容替えをすることにより、これらの問題は解消されることがあります。
    詳しくは、電気通信事業者にご相談ください。

     
      漏電ブレーカー

    月に数回漏電遮断器が動作する。漏電はしていない。
    家の隣にアマチュア無線のアンテナがある。
    アマチュア無線との関係があるのでしょうか?
    漏電ブレーカーは、漏電による微弱電流が流れると(約30mA)で遮断し、火災等の事故を防止する役割を持っています。
    微弱電流の他、雷による電磁波でも動作することもあるが、めったに動作することはない。(電力会社確認)
    増してや、ハムの電波で遮断することは、極稀である。それよりも内線コンセントの埃が湿気を含み、誤動作する可能性が高い場合が多いと思われますのでご確認されては如何でしょうか。

     

     

       
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